アップル、プライバシー機能強化-フェイスブックへの批判姿勢強める

  • ブラウザのサファリ、SNSでの共有前にユーザーに許可求める
  • ウェブサイトを閲覧するユーザーデータの収集を新システムで制限へ

アップルの幹部らはソーシャル・ネットワーク(SNS)大手の米フェイスブックをめったに批判しないが、4日の開発者向け会議ではフェイスブックのデータ収集を制限するための措置を打ち出した。

  「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」、「Mac(マック)」の年内のソフトウエアアップデートでは、ウェブブラウザー「サファリ」にフェイスブックなどのSNSからの共有ボタンを読み込む前に、ユーザーに許可を求めるポップアップ・ウインドーが表示されるようになる。これらのボタンはウェブコンテンツの共有を容易にするが、SNSにユーザー情報を収集させることにもなる。アップルは近年こうしたユーザー情報の収集に厳しい対応を取っている。

世界開発者会議で登壇したクレイグ・フェデリギ氏

フォトグラファー:David Paul Morris / Bloomberg

  この措置は「いいね!」ボタンなどのツールやSNSのコメント部分に適用されると、アップル幹部のクレイグ・フェデリギ氏が世界開発者会議で説明した。同社はまた、ウェブサイトを閲覧するユーザーの情報を集めにくくする新システムも披露した。

  アップルはプライバシーやデータ収集を巡ってフェイスブックに批判的で、4日の基調講演で同社に言及することはなかったものの、新たな措置を通じて対立姿勢を強めた。フェイスブックは第3者とのデータ共有方針の甘さから、ユーザー情報がコンサルタント会社ケンブリッジ・アナリティカに流出する事態を招いている。

原題:Apple Ups Privacy Controls in Growing Spat With Facebook (1)(抜粋)

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