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ドル・円は109円台後半、リスクセンチメント改善で一時110円ちょうど

更新日時
  • 一時109円77銭まで伸び悩むも、午後に再度上値試す
  • 来週にイベント控えどんどん上がっていく感じない-バークレイズ証

東京外国為替市場ではドル・円相場が小高く推移した。株式相場の堅調を背景にリスクセンチメントの改善が引き続き意識され、ドル・円は1ドル=110円台をつける場面が見られた。

  ドル・円は5日午後3時45分現在、前日比ほぼ横ばいの109円84銭。米国株や米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが進んだ前日の海外市場の流れを引き継ぎ、9時前に109円99銭まで上昇。その後109円77銭まで伸び悩んだが、午後には再び上値を試す動きとなり、一時110円00銭と5月24日以来の高値をつけた。

110円ちょうどにタッチ

  バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラテジストは、「イタリアリスクもいったん後退し、米朝首脳会談の話も復活したということで、全般的にリスクセンチメントはサポートされやすく、ドル・円も引き続き底堅く推移する」と予想。もっとも、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)など主要イベントを控えている中で、「どんどん上がっていく感じでもない」と話した。

  クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も買いが先行し、ユーロ・円相場は一時1ユーロ=128円70銭と5月24日以来の高値を更新。ただ、その後は伸び悩む展開となった。豪ドル・円相場も2週間ぶり高値の1豪ドル=84円18銭を付けた後はじり安に転じた。オーストラリア準備銀行(中央銀行)はこの日、市場の予想通りに政策金利を過去最低の1.5%に据え置いた

  門田氏は、目先について、海外時間に発表される米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数やユーロ圏の購買担当者指数(PMI)改定値で「グローバルな景気がどのくらい堅調なのかというところで、リスクセンチメントの動向を見ていく形になる」とした上で、通商問題に対する懸念が続いており「ドル・円はなかなか伸び切れない」面もあると話した。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1700ドル付近でもみ合い。FXプライムbyGMOの柳沢浩カスタマーコンサルタントは、「欧州指標の改善に加え、来週のECB理事会に向けて少しずつ金融政策の正常化ができるかを試す展開」になるとし、年内に資産買い入れを止める話が出れば「ユーロ買いの材料になる」と話した。

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