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アップル株の時価総額、1兆ドル台接近は驚異的ではなく理にかなう

  • アップルは米企業で初の1兆ドル台に到達する企業となる可能性
  • S&P500種のウエートでは他の4社のピーク時を下回る
Inside An Apple Inc. Retail Location As The IPhone 8 Goes On Sale
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
Inside An Apple Inc. Retail Location As The IPhone 8 Goes On Sale
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米アップルの株式時価総額が1兆ドル(約110兆円)の大台に向かう様子にびっくり仰天とか、前代未聞だといった声が聞かれるが、別の言い方もある。それは完全に理にかなう動きという意見だ。

  アップルの時価総額は9430億ドルと、米企業では1兆ドルの大台に最も近い。しかし10年間で米株式市場の時価総額が20兆ドル増えた中、本当に驚かされるのはこれまでに13桁の大台を付けた企業がなかったということだ。また、利益との比較で見ると、アップル株は2000年にマイクロソフトが付けた水準の3分の1で取引されているにすぎない。

  他の企業に比べてアップルが異常に大き過ぎるのかという点はどうか。S&P500種株価指数に占める割合では4.2%で、高いとはいえ、過去最高には程遠い。実際、1980年以降、時価総額が最大だった企業の平均を若干上回る程度にすぎない。

Who's Bigger?

  1980年以降を振り返ると、市場との比較でこれほど時価総額が大きくなった企業は他に4社ある。S&Pのデータによると、IBMのウエートは83年から85年に6%を超えた。その後の市場全般の上昇を調整すれば、このサイズの企業の時価総額は現時点で1兆5000億ドル相当となる。

  キー・プライベート・バンクの最高投資ストラテジスト、ブルース・マケイン氏は、「収益が伸び続け、株価を押し上げている状況を見れば、1兆ドルを上回る企業が遅かれ早かれ出てくると予想されるだろう。驚くべきことではない」と述べた。

Inflation Effect

原題:Apple’s $1 Trillion Chase: Mind-Boggling? Try Totally Normal (1)(抜粋)

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