NAFTA新合意でも年内の米議会承認には期限切れ-共和党上院首脳

  • 「2019年にずれ込むことになりそうだ」とコーニン院内幹事が発言
  • トランプ大統領はNAFTAに代えて2国間協定とする選択肢に言及

米国とカナダ、メキシコが進めている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の協議について、米共和党のコーニン上院院内幹事は4日、3カ国が妥結に至った場合でも米議会には年内に新合意を採決・承認する時間は恐らくないだろうと語った。

  コーエン院内幹事はワシントンで、年内採決には期限切れかとの記者団からの質問に対し、「そう思う」と述べるとともに、「2019年にずれ込むことになりそうだ。もっと早い対応が望ましかった」と話した。

  ライアン下院議長は先月、米議会での年内採決のためには米通商代表部(USTR)が5月17日までに合意に署名する意思を議会に通知する必要があると指摘。その後、さらに2週間程度の余裕があるかもしれないと軌道修正し、6月初めを期限としていた。

  協議が19年にずれ込めば、交渉の力学に変化が生じかねない。今年11月の米中間選挙で民主党が上下両院のいずれかもしくは両方で多数派となれば、新合意に反対する可能性がある。また、7月に投票が行われるメキシコ大統領選では、トランプ米大統領に対抗するトーンを打ち出し、NAFTA批判の急先鋒(せんぽう)でもあるアンドレス・ロペスオブラドル氏が世論調査でトップとなっている。

  一方、トランプ大統領は先週、カナダとメキシコの「両国の違いは大きい」として、NAFTAの代わりにそれぞれの国と2国間の通商協定を結ぶことになっても構わないと発言。ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は4日、「われわれは引き続き交渉中だ」としつつも、大統領がこうした選択肢に引き続きオープンであると語った。

原題:Nafta Negotiators Missed 2018 Deadline, Key GOP Senator Says (2)(抜粋)

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