Photographer: Simon Dawson

FAAMG銘柄はバブルにあらず-過去とは異なるとゴールドマン

  • ハイテク企業大手5社全体の時価総額はドイツの年間GDP上回る
  • 利益の伸びが株価を押し上げ-バリュエーションは妥当に見える
Photographer: Simon Dawson

バブルに警鐘を鳴らす声が高まっている。米大手ハイテク企業の株価は市場全体を上回るペースで急上昇しており、ナスダック総合指数はまた終値ベースで最高値を更新した。しかし、ゴールドマン・サックスは不安を和らげてくれるメッセージを発している。

  確かにハイテク企業の時価総額は高い。フェイスブックとアマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグルの親会社アルファベット5社の時価総額を合わせると3兆8000億ドル(約420兆円)となり、ドイツの年間国内総生産(GDP)ばかりでなく、TOPIXの構成企業全体をも上回る。ただ株価上昇の他の側面は過去のバブルとは異なる。

  1960年代のニフティ・フィフティ銘柄(優良50銘柄)への投資家殺到や1990年代後半のドット・コム企業への熱狂とは異なり、先ほどの5社の頭文字を取った「FAAMG」銘柄の最近の上昇への貢献度が高いのは安定した収益で、バリュエーションの拡大は貢献度が低い。

  ハイテク企業は市場全体のトップ5に初めて入ったが、株価収益率(PER)は控えめな水準だ。ゴールドマン・サックスの集計データによると、FAAMG銘柄では22.6倍と、インターネットバブル時代のトップ5の水準の半分未満だ。

  ストラテジストのピーター・オッペンハイマー、ギョーム・ジェソン両氏はリポートで、「90年代のハイテク株人気とは異なり、こうした株価上昇は将来を巡る臆測ではなく力強いファンダメンタルズや収入、収益で主に説明できる」とし、「バリュエーションがさほど膨らんでいないことを踏まえると、株式市場における群を抜いた規模とリターンへの貢献がすぐに終わることはないだろう」と指摘している。

原題:No Bubble in FAAMG as Goldman Sachs Sees Tech Ruling for Decades(抜粋)

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