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英政府、日立の原発プロジェクトへの出資検討-詳細な交渉開始

  • 日立や日本の政府機関などと共に直接投資を検討へ-民間企業相
  • エネルギー市場の民間支配に逆行する一歩に

英政府は、ウェールズで計画されている200億ポンド(約2兆9200億円)規模の原子力発電所プロジェクトに出資する可能性を検討している。エネルギー市場の民間支配に逆行する大きな一歩となる。

  クラーク民間企業・エネルギー・産業戦略相は4日、アングルシー島のウィルファ原発に原子炉を新設するプロジェクトの資金負担について英政府が日立製作所との詳細な交渉を開始したと確認。英政府がより深く関与することが選択肢の一つだとした。決定は下されておらず、協議は数カ月かかる可能性があり、実現には規制当局による承認が数多く必要になるという。

  メイ政権は原発新設のコスト削減を求める圧力にさらされている。稼働前から建設リスクの負担で日立を支援すれば、政府は最終的な納税者負担を軽減できる可能性がある。

  クラーク氏は4日に英議会で、「政府は日立や日本の政府機関、その他の当事者と共に直接投資を検討することになる」と説明した。政府が原発プロジェクトに関与すれば、数十年前にサッチャー政権の下で始まったエネルギー産業の民営化が一部覆ることになる。

  英政府は発表文で、「他のエネルギー・インフラストラクチャーと同様、新たな原子力プロジェクトの費用が長期的に民間セクターによって賄われるようにする政府の目標に変わりはない」とした。

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原題:U.K. Weighs Taking Stake With Japan in Hitachi Nuclear Project(抜粋)

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