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サムスンとSKハイニックスを中国当局が調査

  • 高まる米中貿易摩擦の新たな火種となる可能性
  • 韓国メディアは半導体メモリーの価格操作の疑いで中国が調査と報道
Inside An Apple Inc. iPhone 6 Smartphone
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg
Inside An Apple Inc. iPhone 6 Smartphone
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

半導体メーカー世界1、2位を占める韓国のサムスン電子SKハイニックスは4日、中国当局から調査を受けていることを明らかにした。米マイクロン・テクノロジーも同様の調査を受けたと発表している。

  サムスンが電子メールで送付した発表資料によれば、5月31日に同社中国販売事務所が中国当局の立ち入りを受けた。サムスンとハイニックスはそれぞれ、当局に協力していると表明した。
  
  コンピューター用半導体メモリーで米国最大手のマイクロンは先週、同社の複数の中国オフィスが中国当局の立ち入りを受けたと発表。この問題は高まる米中貿易摩擦の新たな火種となる可能性がある。中国は半導体製造で世界1位だが、半導体メーカーの上位10社はいずれも海外メーカーだ。半導体メモリー市場はサムスン、SKハイニックス、マイクロンの3社にシェアが集中しつつあり、そのおかげで3社とも過去最高水準の利益を計上している。

  これら3社は調査の内容を公表していない。韓国メディアは、3社が結託して半導体メモリー価格をつり上げたと中国が主張していると報じた。

  大信証券のアナリスト、パク・ガンホ氏は、「半導体メモリー価格を引き下げようという中国の意図の表れだ」と指摘。「これは心理的効果はあるが、株価に重大な影響を及ぼさない可能性が高い」と説明した。

  中国は半導体の国内供給を増やそうと、韓国から半導体製造機器を購入するなど多額の投資をしてきた。世界スマートフォン市場で中国の華為技術や小米と争うサムスンは、中国市場での携帯販売で勢いを取り戻せないでいる。
  
原題:Samsung, Hynix Probed by Chinese Regulator Amid Chip-Price Rally(抜粋)

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