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高ボラティリティー、夏の間も続く-モルガン・スタンレーが予測

  • 中立的ポジションとリスク削減を推奨-クロスアセット戦略責任者
  • イタリアや鉄鋼関税、NAFTAなど政治リスクめじろ押し
The Bank Of England
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
The Bank Of England
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

過去の栄光にすがってはいけない-。動揺が続いた相場が今夏に回復すると期待している投資家に対し、ウォール街のストラテジストはこのように警告を発した。

  西欧や米国で太陽が降り注ぐ夏季は、例年なら取引が減少する。だが英国の欧州連合(EU)離脱や貿易を巡る対立など数多くの政治リスクには解消の兆しが見えない。

  モルガン・スタンレーのクロスアセット戦略責任者(ロンドン在勤)アンドルー・シーツ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「今年の夏は高いボラティリティーが続くだろう」と予測。「鉄鋼関税や中国との貿易交渉、北米自由貿易協定(NAFTA)、イタリアの政治的不透明性など展開が予断を許さない。スペインでも新政府が誕生する可能性がある。市場にとって消化すべき材料は数多い」と指摘した。

Summer Swelter

  シーツ氏は「持ち高を減らし」、リスク資産への投資を「より中立的な」姿勢にするよう助言している。市場ではポピュリスト2政党が発足させたイタリアの新政府を巡る警戒感がやや後退したが、著名投資家のジョージ・ソロス氏らが話すように国を率いる能力は未知数だ。ソロス氏は3日のイタリア紙に、2党は政策の相違から政治危機を再発させ、最終的に連立崩壊に向かう可能性があると記述した。

  シーツ氏は「最も不透明なのはイタリアだ」とし、「どのような政策をイタリア新政府がまずとるのか、まだあまりよく分からない」と述べた。

  今後数カ月の間に市場が注目するべき重要日程の一部は以下の通り。

6月
8G7首脳会議
13FOMC政策声明発表
14ECB政策金利発表
21イングランド銀行政策金利発表
22OPEC総会
28EU首脳会議
7月
1メキシコ大統領選挙
18ECBフォーラム
26ECB政策金利発表
31日銀金融政策発表
8月
1FOMC政策声明発表
2イングランド銀行政策金利発表

原題:Morgan Stanley Is Hunkering Down for Summer of Rising Volatility(抜粋)

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