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6月4日の海外株式・債券・為替・商品市場 (訂正)

訂正済み

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下げ縮小、円は安い-景気楽観でリスク選好

  4日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下げを縮小。欧州やアジアでの株高の流れを引き継ぐ形で米国株が大きく上げたことが手掛かり。米経済に対する楽観が広がり、貿易問題を巡る懸念がいったん薄らいだ。リスク選好の強まりを反映し、主要10通貨ではオーストラリア・ドルが大きく上昇。一方で円とポンドは下落した。

  ニューヨーク時間午後4時51分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.1%低下。一時0.5%低下したが、下げを縮めた。ユーロはドルに対して0.3%高の1ユーロ=1.1696ドル。一時1.1745ドルに上げる場面もあった。ドルは対円で0.3%高の1ドル=109円82銭。

  1日に発表された米雇用統計の力強い内容やイタリアでの政局混乱を巡る懸念緩和を背景に、4日の市場ではリスク資産が上昇。ただ貿易を巡る緊張状態は続いており、今週ケベックで主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開催されることから、米国と同盟国の間での貿易問題に再び注目が集まる可能性はある。欧州連合(EU)とカナダは、米国が鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤回しなければ報復措置を講じると表明している。

  ユーロは対円では4営業日続伸。イタリア債の上昇を手掛かりに安全通貨である円の需要が低下した。

  リスク選好の高まりを反映し、この日はオーストラリア・ドルのほか、ノルウェー・クローネ、ニュージーランド・ドルなど資源国通貨の上昇が目立った。

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが上昇。1日発表された米雇用統計が力強い内容だったことからリスク選好が強まり、安全資産の需要が低下した。
原題:Dollar Pares Decline; Yen Retreats Amid Risk Rally: Inside G-10(抜粋)
Euro Extends Gain as Dollar Turns Trade-Defensive: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が12週ぶり高値、国債は続落

  4日の米株式相場は続伸。米経済への楽観の広がりなどで保護主義への懸念が隅に追いやられ、S&P500種株価指数は3月半ば以来の高値に達した。米国債相場は株高を背景に続落し、利回りは4営業日連続で上昇した。

  • 米国株は続伸、S&P500種が3月半ば以来の高値-米経済を楽観
  • 米国債は続落、10年債利回り2.94%に上昇-リスク選好で株高
  • NY原油は続落、OPEC協調減産の緩和が間近との観測で
  • NY金は続落、ドル高や利上げ見通しで強気派は様子見

  この日の米国株は、アジアと欧州で株高となった流れをくんだ。マイクロソフトがソフトウエア開発を手掛けるギットハブを75億ドルで買収することに合意したと発表し、S&P500種を押し上げた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2746.87。ダウ工業株30種平均は178.48ドル(0.7%)上げて24813.69ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.94%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落し、約2カ月ぶり安値となった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が協調減産の緩和に一層近づいたとの観測が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は1.06ドル(1.6%)安の1バレル=64.75ドル。ロンドンICEの北海ブレント原油8月限は1.50ドル下落し75.29ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ブルーバーグのドル指数が年初来高値圏で推移し、堅調な米経済指標が今月の米追加利上げの正当性を高める中、金強気派は様子見を決め込んでいる。シティグループのアナリストはリポートで、金相場ではドルが引き続き最大の材料で、それが地政学リスクの高まりを受けた逃避需要に勝っていると指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1297.30ドル。

  ネーションワイド・ファンズ・グループの投資調査責任者、マーク・ハケット氏は「米経済と決算の明確な強さが貿易を巡る不透明性を上回っていることから、投資家は貿易戦争に絡む最近の材料をおおむね受け流した」と指摘した。前週末発表された5月の米雇用統計が目を見張る好調だったことで、相場は幅広くリスクオンになっている。

  リスク選好の流れを背景に、米国債は日中を通じて値下がり。米金融政策当局による追加利上げが短期債相場に引き続き織り込まれた。
原題:Stocks Close at 12-Week High on Growth Optimism: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Extend Drop, Eurodollars Slide, as Stocks Advance
Oil Declines as Evidence Mounts of Impending OPEC Relaxation
Gold Open Interest Drops to 2018 Low as Economy Eclipses Turmoil

◎欧州債:イタリア債が4日続伸、ドイツ債は下落

  4日の欧州債市場では、ドイツ債が下落。イタリア債は4日続伸した。ECBがこの日公表した公的部門債券購入プログラム(PSPP)のデータでは、キャピタルキー以上のドイツ債を買い入れていた一方、フランス債とイタリア債の買い入れは低調だったことが明らかになった。

  ECBはこの動きについて、4月に満期となりながら再投資が5月にずれ込んだ債券があったためだと説明。5月の買い入れ総額は4月に比べ32%増加したとも付け加えた。

  イタリア2年債利回りは25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.83%となり、利回り曲線がフラット化。新政権は5日午後7時半に上院での信任投票に臨む。
原題:Italy Bonds Climb, Bunds Slip; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品の部分の1段落目の「低下」を「上昇」に訂正.)
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