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債券トレーダーは利回り曲線に注目、さらにフラット化なら当局懸念も

  • 長短金利差20bp前後が当局の懸念呼ぶ水準か-雇用統計前の調査
  • 逆イールドの可能性で当局が懸念明言なら利回り曲線スティープ化も

今週の米国債市場ではイールドカーブが注目を集めそうだ。利回り曲線の平たん化は5月半ばにいったん止まったが、その後再開。先週は2年物と10年物の利回り格差が一時40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)まで縮小し、2007年以来の小ささとなった。

  1日の力強い雇用統計結果を受けて今年の米利上げは計4回との観測が勢い付く中で、フラット化はさらに進行する可能性がある。今月13日の連邦公開市場委員会(FOMC)では広く利上げが予想されるが、その後の米当局の動きに注目が集まる。

  ただ、逆イールドともなれば、リセッション(景気後退)の前兆とされるため、フラット化が行き過ぎれば当局が懸念し始める可能性がある。雇用統計発表前の調査で、市場参加者は長短金利差20bp前後が当局の懸念を呼ぶ水準と予想した。

  当局が逆イールドへの懸念を明言するようになれば、利上げ観測後退、インフレ懸念浮上で今度は長期の利回りが上昇し利回り曲線がスティープ化するリスクがある。

  クレディ・スイスのストラテジスト、ジョナサン・コーン氏は、フラット化が進むと市場の焦点は「逆イールドとそれについての当局者発言に移るだろう。長期債が売られ10年債利回りが再び3%を超え、債券弱気相場の議論が戻ってくる」と話した。

Flattening Ahead

原題:Curve Flattening Back on Bond Traders’ Radar as Fed Hike Looms(抜粋)

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