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きょうの国内市況(6月4日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅高、雇用など米経済統計好調と円安-トヨタ中心広く上げ

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  東京株式相場は大幅高。米国経済統計で雇用や製造業の好調を確認、為替の円安推移もあり、投資家の間で買い安心感が広がった。アナリストによる投資判断引き上げが重なったトヨタ自動車など自動車株のほか、米金利の上昇を材料に銀行など金融株、海運や商社株など幅広く高い。

  TOPIXの終値は前週末比25.52ポイント(1.5%)高の1774.69と3営業日続伸、日経平均株価は304円59銭(1.4%)高の2万2475円94銭と反発した。

  三井住友信託銀行・投資顧問業務部の鎌田一明運用企画グループ長は、「米国と中国の貿易摩擦は続いているが、両国の景気は堅調で世界経済をけん引しており、日本企業の生産拡大と為替の円安推移で業績期待が高まっている」と指摘。企業の今期想定レートに対し現状の為替水準には安心感があり、「第1四半期は好業績が期待できるほか、進捗(しんちょく)率が高ければ、上方修正も視野に入る」と話した。

  東証1部33業種は輸送用機器、海運、銀行、パルプ・紙、非鉄金属、卸売、保険、ガラス・土石製品、機械、精密機器など32業種が上昇、下落はその他製品の1業種のみ。売買代金上位では、ゴールドマン・サックス証券と大和証券の投資判断引き上げが重なったトヨタ自動車が買われ、7月出荷分から食パン、菓子パンを値上げする山崎製パンが急騰。トヨタと電子部品事業の集約検討で合意したデンソーも高い。半面、SMBC日興証券が施工不備問題を深刻視し、業績予想を減額したレオパレス21のほか、任天堂やポーラ・オルビスホールディングスが安い。

  東証1部の売買高は14億8298万株、売買代金は2兆4535億円。値上がり銘柄数は1737、値下がりは309。

●債券下落、米金利上昇や10年債入札控え売り圧力-日銀オペ減額警戒も

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  債券相場は下落。好調な雇用統計の内容を受けた前週末の米国市場での株高・債券安の流れを引き継いだことに加え、10年国債入札を翌日に控えて売り圧力が掛かった。日本銀行が前週末に長期国債の買い入れを減らしたことで、先行きの減額に対する警戒感がくすぶっているとの指摘も聞かれた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前週末比3銭安の150円82銭で取引を開始。一時は150円77銭まで下落し、日中取引で5月23日以来の安値を付けた。午前10時10分の日銀金融調節でオペ買い入れ額が据え置かれると、下値は限定的となり、結局は5銭安の150円80銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「海外市場の動きやあすの10年債入札を控えて調整気味の展開となり売りが優勢になった。日銀オペもしばらく時間を空けてまた少額を減額する可能性がある」と指摘。ただ、「減額のタイミングがよく分からないためトレードしにくい面があり、市場のアクティビティーは低下している感がある」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.045%で寄り付き、その後も同水準で推移した。超長期ゾーンでは、新発20年物の164回債利回りが1bp高い0.52%、新発30年物58回債利回りは一時1.5bp高い0.73%、新発40年物の11回債利回りは1.5bp高い0.88%までそれぞれ上昇した。

  日銀はこの日、中期債と超長期債を対象に長期国債買い入れオペを実施。各ゾーンの買い入れ額は前回から据え置かれた。オペ結果によると、応札倍率は残存期間1年超3年以下が5.09倍、3年超5年以下が3.56倍、10年超25年以下が3.42倍と、それぞれ前回を上回り、売り需要の強さが示された。一方、25年超は3.17倍に低下した。1日のオペでは5年超10年以下の買い入れ額が4300億円と、前回から200億円減額された。

●ドル・円は小幅上昇、雇用統計良好で6月米利上げ確実視-109円後半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。良好な米雇用統計を受けて6月の米利上げ観測がほぼ確実視され、米長期金利が上昇したことに加え、12日の米朝首脳会談開催決定を背景にしたリスク選好の動きからドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時23分現在のドル・円は前週末比0.1%高の1ドル=109円66銭。早朝に付けた109円44銭から一時109円77銭まで上昇し、5月28日以来のドル高・円安水準を付けた。午後は109円60銭台で推移した。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「今までの原動力になっているのは、米国経済の堅調さ。米長期金利上昇がドル・円をサポートしている」と説明。「来週は米朝首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、やはり来週の動きを確認したいというムードが早くも支配的になっている」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.3%高の1ユーロ=1.1689ドル。南欧の政治不安がやや後退し、一時1.1697ドルまでユーロ高・ドル安に振れた。スペインでは1日、議会がラホイ首相の不信任決議案を可決。社会労働党のサンチェス党首が新首相に就任する。

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