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中国中銀MLF担保受け入れ拡大、大きな緩和策ではない-市場の見方

  • レバレッジ解消目標との整合性保ちながら中小企業を支援へ-中信証
  • 緩やかな金融緩和の新たなシグナルだが効果は限定的-野村

中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)で受け入れる担保対象の拡大を決定したが、この措置は一部セクターを支援するためのものであり、大掛かりな政策緩和と解釈すべきではないと市場関係者は指摘している。

  人民銀は1日、MLFで貸し出す資金の担保に小規模企業向けのクレジットを裏付けとする格付け「AA」以上の債券などを含めると発表した。

  中信証券の債券調査責任者、明明氏(北京在勤)は、MLFで担保対象となる債券が4000億-6000億元(約6兆8300億-10兆2500億円)相当増え、貸出残高4兆元の最大15%を占める規模になると説明。4日のリポートで、「小規模および零細企業の資金調達の難しさを緩和する一方で、レバレッジおよびリスクの解消を進める目標との矛盾がないよう過度の流動性供給を避けるのが狙いだ」と記した。

  野村ホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、陸挺氏(香港在勤)は「緩やかな金融緩和の新たなシグナルだが、すぐに表れる効果は限定的」とリポートで論じた。

原題:PBOC’s Collateral Move a Targeted Tweak, Not Major Easing Step(抜粋)

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