コンテンツにスキップする

AI活用でチケット価格を変動、国内初の事業化-三井物とヤフー合弁

  • 資本金は約10億円-三井物が62.6%、ヤフー34%、ぴあが3.4%出資
  • 5年後にチケット1000万枚を対象にサービス提供目指す
Yahoo Said to Be In Discussions To Dispose Of Japan Venture
Photographer: Tomohiro Ohsumi
Yahoo Said to Be In Discussions To Dispose Of Japan Venture
Photographer: Tomohiro Ohsumi

三井物産ヤフーは4日、プロ野球やサッカーのJリーグなどの観戦チケットを対象に需要と供給に応じて価格を変動させる事業に乗り出すと発表した。チケット販売最大手のぴあ(東京都)を加えた3社で新会社を設立。過去の販売実績などを基に人工知能(AI)を活用して需要を分析し、チケット価格に反映させる国内で初の取り組みという。 

  新会社「ダイナミックプラス」(東京都)を1日付で設立した。資本金は約10億円。三井物が62.6%、ヤフーが34%、ぴあが3.4%を出資した。社長は三井物から派遣した。

  チケットの価格変動サービスを手掛ける米ニュースターのソフトウエアを契約先に提供し、提供を受けた企業が過去のチケットの販売実績や対戦相手、現在の順位、天候などをデータとして入力し、AIが価格を算出するという。

  人気の高い試合は価格を高めに算出し、逆の場合は価格を低めに算出することで売れ残りが少なくなるようにし、利益向上につなげる。新会社は変動価格で販売したチケットの売り上げの一部を手数料として得る。

  三井物は昨年からヤフー、ぴあと共にプロ野球の福岡ソフトバンクホークスと東京ヤクルトスワローズのそれぞれの試合の一部で需給状況に応じたチケットの価格変動の実証実験を行ってきた。効果が認められたとして事業化を決めた。

  サッカーJリーグの横浜F・マリノスは5月31日、7月以降に開催予定のホームゲームでの一部座席において新会社のサービスを活用したチケット販売を始めると発表した。新会社は今後契約先を広げ、5年後にスポーツやコンサート、テーマパークなどのエンターテインメント向けのチケットで約1000万枚、金額にして約500億円を対象としたサービス提供を目指す。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE