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「一党独裁」反対に神経とがらせる中国、6・4集会のスローガン標的

  • 香港の政治状況は3、4年前と比べずっと厳しい-呉宗鑾氏
  • 習政権下で取り締まり強化-多数の活動家や弁護士が拘束された

北京の天安門広場で1989年に起きた民主化運動弾圧の犠牲者を追悼するため、香港では毎年、天安門事件当日の6月4日に数万人が中国本土の政治改革を求め集会を開いてきた。だが今はそうすること自体が脅かされている。

  中国当局が問題視しているのは、ビクトリアパークでのキャンドルライトをともした集会の際に人々が掲げるスローガンだ。「一党独裁」をやめるよう叫ぶ勇敢な参加者もおり、こうした行為が新たに取り締まりの標的となるかもしれない。

Candlelight Vigil Marks The 28th Anniversary Of The Tiananmen Square Crackdown

2017年6月4日に香港のビクトリアパークでキャンドルライトをともした追悼集会に参加した人々

撮影:Paul Yeung / Bloomberg

  香港における法の支配を守るために活動している「法政匯思」の呉宗鑾(クリス・ヌン)氏は「香港の政治状況は3、4年前と比べてさえずっと厳しくなっている。香港の自由に対する中国政府の侵略はそれ自体大きくないように見えるが、あらゆる状況を総体的に見れば、破壊的なものになろうとしている」と述べた。

Candlelight Vigil Marks The 28th Anniversary Of The Tiananmen Square Crackdown

2017年の集会でのキャンドルライト

撮影:Paul Yeung / Bloomberg

  中国本土では天安門事件を公に語ることは禁止されている。中国の習近平国家主席が2012年に共産党総書記に就いてから、取り締まりが強化され、多数の活動家や弁護士が拘束された。

  今年3月には中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)への香港代表が、「分離主義者」に加え中国本土の一党支配をやめるよう唱えた者も公職への立候補を禁じるべきだと提案。中国国務院香港・マカオ事務弁公室の主任だった王光亜氏もこれを支持するなど、中国政府寄りの当局者がこうした主張を展開している。

原題:China Warning on ‘Dictatorship’ Chant Chills Hong Kong Vigil(抜粋)

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