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ドル・円は小幅上昇、雇用統計良好で6月米利上げ確実視-109円後半

更新日時
  • 一時109円77銭まで上昇し1週間ぶりのドル高・円安水準
  • 米経済は堅調、米金利上昇がドル・円サポート-外為どっとコム総研

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。良好な米雇用統計を受けて6月の米利上げ観測がほぼ確実視され、米長期金利が上昇したことに加え、12日の米朝首脳会談開催決定を背景にしたリスク選好の動きからドル買い・円売りが優勢となった。

  4日午後3時23分現在のドル・円は前週末比0.1%高の1ドル=109円66銭。早朝に付けた109円44銭から一時109円77銭まで上昇し、5月28日以来のドル高・円安水準を付けた。午後は109円60銭台で推移した。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「今までの原動力になっているのは、米国経済の堅調さ。米長期金利上昇がドル・円をサポートしている」と説明。「来週は米朝首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、やはり来週の動きを確認したいというムードが早くも支配的になっている」と述べた。

  米雇用統計を受けて、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づき推計される6月12、13日のFOMCでの利上げ予想確率は4日時点で93%に達した。米長期金利は4日の時間外取引で一時2ベーシスポイント(bp)高の2.92%まで上昇した。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、「米雇用統計が良かったので、今月のFOMCでの米利上げはほぼ間違いない。その後、米利上げが年内に1回か2回かが焦点になる。米朝首脳会談も決まり、融和的な印象。リスクオンで円売り・ドル買いが優勢」と述べた。

米雇用統計に関する記事はこちらをご覧ください。

ドル・円相場の推移

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.3%高の1ユーロ=1.1689ドル。南欧の政治不安がやや後退し、一時1.1697ドルまでユーロ高・ドル安に振れた。スペインでは1日、議会がラホイ首相の不信任決議案を可決。社会労働党のサンチェス党首が新首相に就任する。

  外為オンラインの佐藤氏は、ユーロ・ドルについて、「イタリア、スペインの政局絡みでかなりユーロは売られたが、1.1500ドル手前で下げ止まった」と指摘。「今週中は1.1500-1.1900ドルのレンジ内で推移するのではないか」と述べた。外為どっとコム総研の神田氏は、スペインの政局について「総選挙になると思われる。イタリアと違ってもともとポピュリズム政党の人気がなさそうなので懸念材料にはなっていない」と分析した。

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