スロベニア総選挙:元首相の中道右派政党勝利-政権樹立阻止の動きも

  • ヤンシャ元首相率いるスロベニア民主党の得票率25%-ほぼ開票終了
  • 左派寄りの複数の政党、元首相の連立政権樹立を阻止する意向表明

3日投開票のスロベニア総選挙では、ヤネス・ヤンシャ元首相率いる中道右派スロベニア民主党(SDS)が勝利した。ただヤンシャ元首相の反移民姿勢に反対して結束する複数の政党は、元首相の政権樹立を阻止する意向を示している。

  選挙管理委員会の3日の発表によると、開票率ほぼ100%でスロベニア民主党の得票率は25%。続いて、カムニク市長のマリヤン・シャレツ氏率いるマリヤン・シャレツ・リスト(LMS)が13%。3位以下の6政党の得票率は計46%で、議会で過半数議席を確保するには幅広い連立が必要なことを意味する。シャレツ氏は、中道および左派の最大6党の勢力に合流することでヤンシャ氏の3期目を阻止する方針を掲げている。

  今回の選挙結果は、2007年のユーロ導入後、国民からおおむね支持されてきた中道の政治が維持されるチャンスがあることを示すものだ。また、反移民を掲げてユーロ懐疑派が選挙に勝利した欧州連合(EU)加盟国のイタリアやハンガリー、オーストリアといった近隣国のポピュリストにとっては敗北を示唆する。

  大統領報道官が電話取材に対し語ったところによると、組閣プロセスはパホル大統領が選挙後最初の議会を招集する今月15日ごろに始まる見通し。順調にいけば、8月中旬まで政権発足の可能性があるという。

原題:Ally of EU Rogue Orban Scores Pyrrhic Victory in Slovenian Vote(抜粋)

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