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【米国株・国債・商品】株が反発、国債は下落-雇用統計に反応

更新日時

1日の米株式相場は反発し、米国債相場は下落した。5月の米雇用統計を受けて経済に対する楽観が広がり、今月の利上げ観測が強まった。

  • 米国株は上昇、雇用統計受け景気に対する楽観広がる
  • 米国債は下落、10年債利回りは2.9%
  • NY原油は続落、米国の産油量急増やOPEC・ロシア増産の可能性で
  • NY金は続落、雇用統計受け利上げ継続との見方

  S&P500種株価指数は週間ベースでは2週続伸。米雇用統計によれば、5月の失業率は3.8%に低下して2000年4月と並び、1969年以来の低い水準となった。この日はテクノロジー株主導で上昇し、ナスダック総合指数は終値で11週ぶり高値。一方で米国債市場では、市場の注目が利上げペースに移る中、米10年債利回りが2.9%に達した。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2734.62。ダウ工業株30種平均は219.37ドル(0.9%)上げて24635.21ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時47分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.90%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落し、約1カ月ぶり安値となった。米国での産油量急増や、石油輸出国機構(OPEC)とロシアが増産に動く可能性があるとの見方が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は1.23ドル安の1バレル=65.81ドル。ロンドンICEの北海ブレント原油8月限は77セント下落し76.79ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。5月の米雇用者数と賃金の伸びが予想を上回ったことから、金融当局が利上げを継続するとの見方が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%安の1オンス=1299.30ドル。

  USバンク・ウェルス・マネジメントの債券ストラテジスト、ダン・ヘックマン氏は電話取材に対し、「5月の平均時給は、インフレが下方向ではなく確実に上方向となっていることを示している」と指摘。「これで6月の利上げは確実だ」と続けた。

  米労働省の発表によると、5月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は19万人増だった。前月は15万9000人増(速報値16万4000人増)に下方修正された。平均時給は前年比2.7%増と、市場予想を上回る伸びを示した。

原題:Stocks Rally, Led by Tech, as Jobs Give Fed Cover: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides to Lowest in a Month as U.S. Drillers Boost Output
Gold Falls as U.S. Jobs Reports Adds to Headwinds; Copper Gains
U.S. Payrolls Rise 223,000; Jobless Rate Matches 48-Year Low (1)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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