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Photographer: SeongJoon Cho
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ドル高局面は終了へ、新興国通貨に輝き戻る-AMPキャピタル

  • リラ、ルーブル、バーツのショートポジションを解消-AMP
  • ルピーやルピアのアジア通貨選好、商品高でレアル恩恵-ナエイミ氏
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Photographer: SeongJoon Cho

AMPキャピタル・インベスターズのネーダー・ナエイミ氏は、ドルの上昇局面は終了しつつあり、2カ月間にわたって下げていた新興国通貨に戻る時がきたとの認識を示した。

  資産12億ドル(約1300億円)の「ダイナミック・マーケッツ・ファンド」の運用に携わるナエイミ氏(シドニー在勤)は、米国と中国の貿易摩擦がドルに対してプラス要因からマイナス要因へ転換する一方で、各年限にわたる米国債利回りの上昇は恐らくここで頭打ちとなると予想し、ドルをショート(売り持ち)し始めた。対照的に健全な新興諸国の経済を踏まえると、新興市場の下げは一部の通貨に買い場をもたらしていると同氏はみる。

  「最初のステップは保有する新興国通貨の売りポジションを軒並み解消することだった。当社はこれまでトルコ・リラ、ロシア・ルーブル、タイ・バーツ、メキシコ・ペソの売りポジションを保有していた」と述べた同氏は、「今では一部の新興国通貨を買う準備が整いつつある」と語った。   

End of the Road?

  ナエイミ氏によると、これまで売られていたインド・ルピーやインドネシア・ルピアなどのアジア通貨が選好されるほか、世界経済が引き続き成長する中でブラジル・レアルは商品相場上昇の恩恵を受けるとみる。また、政権交代が起きたマレーシアのリンギットも買い場にあるという。

  新興国通貨に対してはモルガン・スタンレーも強気な見方を示しており、ハンス・レデカー氏などストラテジストらは5月31日のリポートで、韓国ウォン、ルピア、リラ、チリ・ペソをロング(買い持ち)する機会だと指摘した。

原題:A $142 Billion Fund Says Dollar Rally Done, Now EM Can Shine (1)(抜粋)

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