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サムソナイトCEO辞任-学歴詐称の疑いと空売り投資家が指摘

  • ブルー・オルカは会計や企業統治の問題もリポートで指摘
  • 会計に関する指摘は「一方的で誤解を招く」ものだとサムソナイト

旅行用かばんブランドで世界最大手のサムソナイト・インターナショナルは1日、ラメシュ・タインワラ最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。同社を巡っては空売り投資家が会計や企業統治の問題を指摘していた。発表を受け、サムソナイトの株価は5年ぶりの大幅高となった。

  タインワラ氏は個人的な理由を挙げたが、同氏が学歴を詐称したとするブルー・オルカ・キャピタルの指摘を取締役会が検証した結果、辞任が会社の利益に最もかなうと判断されたという。後任のCEOにはカイル・フランシス・ジェンドレウ最高財務責任者(CFO)が就いた。

  サムソナイトはまた、ブルー・オルカの指摘に対する詳細な反論も公表。同社のリポートは「一方的で誤解を招く」ものであり、「会社と決算についてリポートが導き出した結論は正しくない」とあらためて主張した。

  この日の香港株式市場で1週間ぶりに売買再開となったサムソナイトの株価は15%余り急伸。ブルー・オルカのリポートを受け、売買停止前の5月24、25日の2日間で21%下落し、時価総額が13億ドル(約1400億円)失われていた。

  ブルー・オルカは、学歴詐称の疑いに加え、タインワラ氏およびその一族が支配するインド企業とサムソナイトの間の取引や、サムソナイトの南アジア部門で監査役の入れ替わりが激しいことなどに疑問を呈していた。

原題:Samsonite CEO Resigns as Short Seller Jolts Luggage Maker (2)(抜粋)

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