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保護主義エスカレートしないよう十分議論していきたい:黒田日銀総裁

更新日時
  • 合理的な議論尽くせば「米国の通商政策担当者にも懸念伝わる」
  • 米金融政策の正常化は問題ない-「世界経済には基本的にプラス」
黒田日銀総裁

黒田日銀総裁

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
黒田日銀総裁
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

黒田東彦日銀総裁は5月31日(日本時間6月1日午前)、カナダ・ウィスラーで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の開幕を控え、「保護主義は好ましくない。措置を取った国にも影響が出てくる」と述べ、エスカレートしないよう十分に議論していきたいと記者団に語った。

  鉄鋼・アルミニウムに加え、自動車の輸入制限も検討している米国に対する影響力については、「合理的な議論をしていくことに尽きる。米国の通商政策担当者にも懸念は伝わる」との認識を示した。

  一方で、米国の金融政策について「正常化は非常に慎重に進められている」と指摘。金利引き上げによって新興国通貨に対しドルが切り上がっているが、「全体として何か問題になっているとはみていない」との見解を示した。その上で、「米国経済が順調に成長し、物価安定目標に向けて物価上昇率が収れんしている時に正常化している。世界経済には基本的にプラスだ」と述べた。

  イタリア政局を受けた同国の金利上昇を巡っては、「ユーロの動きを通じた国際金融、世界経済への影響をよく見ていかないといけない」としながらも、「当面は何か大きな影響が出てくるとは思っていない」と語った。

(黒田日銀総裁の発言を2段落目以降に追加し、更新します.)
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