Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

トランプ大統領のEUへの鉄鋼関税発動は中国の思うつぼ-識者の見方

  • 米国が中国との貿易摩擦でEUなどを味方に付けるのは一段と困難に
  • 最も親しい同盟国が米国の安全保障を脅かすとの認識はばかげている
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

米シンクタンク、大西洋評議会の世界ビジネス・経済プログラム担当ディレクター、バート・オースターフェルト氏は31日、米国が欧州連合(EU)とカナダ、メキシコへの鉄鋼・アルミニウム輸入関税を発動させると発表したことについて、米国が中国との貿易摩擦問題で、欧州各国や同盟国を味方に付けるのは一段と難しくなるとの見方を示した。

  オースターフェルト氏は、「中国の思うつぼだ。欧州自体が関税で脅かされている時に、EUが米国と手を携えて中国の貿易慣行是正に取り組む気になるわけがない」と説明した。ロス米商務長官は6月2-4日に北京で第3回目の通商協議を行う予定。

  同氏はまた、「環大西洋同盟を大切に思う人にとっては悪いニュースだ」とし、「米国にとって最も親しい同盟国・地域が米国の国家安全保障への脅威だとする考えはばかげている」と指摘した。

原題:Trump’s Tariff Assault Risks Sideswiping His Strongest Allies(抜粋)

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