トランプ政権の鉄鋼関税で自動車価格は上昇へ

  • 手頃な価格維持すれば販売や自動車業界の雇用は増加する-AAM
  • 関税は税金、米メーカーと顧客に打撃-世界自動車メーカー協会
Photographer: Daniel Acker
Photographer: Daniel Acker

トランプ米政権が欧州連合(EU)とカナダ、メキシコから輸入された鉄鋼・アルミニウムに関税を発動すれば、自動車価格が上昇し、雇用を脅かすだけでなく、安全性や燃費を向上させる技術の採用を遅らせると米国の業界団体は指摘した。

  米国自動車工業会(AAM)の広報担当、グロリア・バーグキスト氏は「これらの関税は国内生産される鉄鋼価格の上昇をもたらし、業界の国際競争力を脅かす。顧客にとっては車両価格の上昇を招く」と指摘 。「車の価格を手頃な水準に維持すれば、販売増加や自動車セクターの雇用増加、大口顧客(フリート)の車両回転率の加速につながり、燃費と安全性向上をもたらす」との見解を表明した。AAMにはゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車 、フォルクスワーゲンなどが加盟する。

  韓国の現代自動車や日本のホンダなどが加盟する世界自動車メーカー協会は、トランプ大統領の決定は失望的であり逆効果だとコメント。同協会のジョン・ボゼラ最高経営責任者(CEO)は電子メールで配布した発表文で、「関税は税金であり、この行動は価格を引き上げ米国の自動車メーカーとその顧客に打撃を与える。貿易相手国が何らかの報復行動を取ればこの打撃は増大する。米国の輸出促進のためにはならない」と指摘した。

原題:Trump Metal Tariffs to Make Cars Costlier, Automakers Say (1)(抜粋)

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