ブレイナードFRB理事:漸進的な利上げ、引き続き「適切な道筋」

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、緩やかなペースでの利上げが引き続き金融政策の「適切な道筋」だとの認識を示した。失業率が低い状況で経済が財政による刺激措置を受けているためとしている。

ブレイナード理事

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  理事は31日、ニューヨークで講演、「フェデラルファンド(FF)金利の漸進的な引き上げ継続は、力強い労働市場環境の持続ならびにインフレ率の目標付近での維持と整合する可能性が高い」と指摘。「この見通しは、政策の道筋が現在のやや緩和的から中立へと緩やかに移行し、しばらく後に中立を若干上回ることを示唆している」と続けた。

  市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が次回6月12-13日の会合で利上げすると見込まれており、ブレイナード理事の講演はそうした予想を裏付ける内容だ。金融当局は、中長期的に経済の需要と供給のバランスを維持するFF金利の水準を2.9%と予想。2020年末には3.4%になると見込んでいる。

  理事は、「現在の追い風が中期的に中立金利を緩やかに押し上げると私は見込んでいるが、長期的な中立金利にはほとんど影響しないだろう」と語った。

原題:Fed’s Brainard Says Gradual Rate Hikes Remain ‘Appropriate Path’(抜粋)

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