イタリア債、リスクに見合う妙味なし-PIMCO、アバディーン

今週の荒い値動きを受けて、大手ファンドがイタリア国債を敬遠している。変動の激しさと予測不可能な政治情勢が投資家センチメントを悪化させた。

  イタリア2年債利回りは29日、ユーロ導入来で最大の上昇を演じ、10年債のドイツ債とのスプレッドが300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を突破した。アバディーン・スタンダード・インベストメンのシニア投資マネジャー、ルーク・ヒックモア氏はこれまでに、スプレッドが200bpになればイタリア債の買いを検討するとしていたが、今は考えを変えた。

  200bpを「はるかに超えてしまったが、買いを入れようという気持ちにはなれない。今年はボラティリティーの年だ。今、イタリア2年債や10年債市場に両足をそろえて飛び込むのはひどい先走りだと思う」と語った。「高いボラティリティーなしで同じくらいの利回りが得られる他の市場がある」とも指摘した。

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の世界債券投資責任者、アンドルー・ボールズ氏は、イタリアを巡る展開によって投資家は「ユーロ圏のポピュリズムのリスクと市場がはるかに大きなリスクプレミアムを織り込む可能性を突き付けられた」と指摘。

  イタリアがユーロを離脱すると予想しているわけではないが、「そのリスクが高くなくても、投資家がより大きなリスクプレミアムを求めることはあり得る」と述べた。

PIMCOのボールズ氏

出所:ブルームバーグ

原題:Italy Bonds Marred by Volatility Are a No-Go for Pimco, Aberdeen(抜粋)

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