ムーディーズ:中国の銀行19行、格付けや見通しを引き上げ

  • 中国経済の成長見通し改善や金融セクターのリスク低減が理由
  • 中国農業銀や中国郵政貯蓄銀の格付けを1段階引き上げ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、中国の銀行19行の格付けないし格付け見通しを引き上げた。中国経済の成長見通し改善と、金融セクターのリスク低減が進んでいることを理由に挙げた。

  30日の発表資料によれば、ムーディーズは中国農業銀行や中国郵政貯蓄銀行を1段階格上げしたほか、中信銀行などの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ(強含み)」に引き上げた。これに先立ちムーディーズは、中国のマクロプロファイルを「中位 +」に変更。中国の「非常に強い」銀行カントリーリスクスコアが背景だという。
  
  ムーディーズはこの1年で、中国の2019年国内総生産(GDP)伸び率予想を以前の6%弱から6.4%に引き上げた。18年の成長率予想も6.3%から6.6%に上方修正した。

  ムーディーズは、招商銀行のように強いリテール基盤のある大手国有金融機関・銀行は、シャドーバンキング(影の銀行)のルール厳格化などに対処し得る高めの柔軟性を有しているようだと指摘した。

原題:Moody’s More Positive on 19 Chinese Banks Due to Economic Gains(抜粋)

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