ブラックストーンとソラス、ホブナニアンのCDS取引巡る係争で和解

  • ソラスは1月にホブナニアンとブラックストーン傘下GSOを提訴
  • 争点はGSOのファイナンス契約に盛り込まれた部分デフォルト条件

米ブラックストーン・グループ傘下のGSOキャピタル・パートナーズとソラス・オルタナティブ・アセット・マネジメントは、住宅建設会社ホブナニアン・エンタープライゼズの資金調達計画を巡る係争で和解し、クレジットデリバティブ市場を揺さぶった議論を決着させた。

  この係争の発端は、GSOが昨年、経営難のホブナニアンとファイナンスの契約を結んだことだ。ホブナニアンはその契約の一環として、債務の部分デフォルト(債務不履行)に同意しており、それによってGSOは別のクレジットデリバティブ取引で利益を得られることになっていた。クレジットデリバティブからGSOが得られる利益によって、ホブナニアンに対する比較的低利のファイナンスが可能になっていた。

  この種の取引は新しいことではないが、ここ数カ月で人気が高まっており、残念ながら一部マネーマネジャーらはこうした取引を市場操作と見なしている。ソラスは1月、ホブナニアンとGSOがデフォルトを工作したと批判して両社を相手取り提訴していた。複数のヘッジファンドのグループはこうした取引を可能にする抜け穴をふさごうと結束しており、GSOでさえもそうした取り組みを支持する考えを示している。

  一部の規制当局も懸念しており、米商品先物取引委員会(CFTC)は4月、この種の取引が市場操作に当たるかどうか検証していると説明していた。

  30日に発表された和解では、クリエイティブ・ファイナンシングを巡るより大きな懸念は解決されないが、ホブナニアンの係争は決着した。ソラスは訴えの取り下げに同意し、同社とブラックストーンはそれぞれ、問題の解決を歓迎するコメントを発表した。

原題:Blackstone, Solus Settle Fight Over Hovnanian CDS Trade (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE