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景気は「緩やか」に拡大-製造業「力強い」:米地区連銀経済報告

更新日時
  • 今回のベージュブックでは景気判断を前回から若干上方修正
  • 雇用と物価は「緩慢」ないし「緩やか」に伸びたと指摘
US-ECONOMY-POLITICS
Photographer: AFP Contributor/AFP
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米連邦準備制度理事会(FRB)が30日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、4月と5月の大半において景気は緩やかに拡大し、過熱の兆候はほとんど見られなかった。

  ベージュブックは、製造業が「力強い」拡大を示した一方、雇用と物価は引き続き「緩慢」ないし「緩やか」に伸びたと指摘した。今回のベージュブックは、12地区連銀が21日までに収集した情報を基にまとめられた。 

  ベージュブックは「製造業は加速し、全体の半分を超える地区が鉱工業活動の上向きを報告したほか、3分の1は活動が『力強い』と指摘した」と記した。

  一方で個人消費については「軟調」とし、自動車販売は横ばいだったと加えた。また企業は通商政策を巡る不透明感に懸念を表明したとあらためて指摘。ただその上で、「短期の成長見通しは総じて明るい」と記した。

  雇用に関しては引き続き、あらゆる技能水準で未充足ポジションを埋めるのが困難になっていると報告された。ベージュブックは「多くの企業は、賃金引き上げや手厚い報酬パッケージで人材不足に対応した」と指摘した。ただし、全体的には賃金の伸びは大半の地区で引き続き緩慢だったという。

  このほか、幾つかの地区では賃金上昇と、鉄鋼、アルミニウム、材木、セメントといった原材料のコスト上昇がより広く見られるようになったという。

  ベージュブックによれば、経済活動全般が最も力強く伸びたのはダラス地区だった。

原題:Fed Says Economy Grew ‘Moderately’ Amid Strong Manufacturing(抜粋)

(ベージュブックの内容を追加し、更新します.)
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