ナバロNTC委員長、ムニューシン長官の貿易戦争「保留」発言を批判

  • 米国は「何事に対しても準備が整っている」-ナバロ氏
  • ロス商務長官、6月2-4日に中国で通商協議の予定

ホワイトハウスの通商顧問であるナバロ米国家通商会議(NTC)委員長は、中国との貿易戦争は「保留」だとした発言は「遺憾だ」として、ムニューシン米財務長官を批判、米中の間には解決しなくてはならない紛争が存在するとの認識を示した。

  ナバロ委員長は30日に放送されたナショナル・パブリック・ラジオ (NPR)とのインタビューで、「われわれと中国の間に存在するものは貿易摩擦であり、それは単純明白だ」と発言。北米自由貿易協定(NAFTA)などの通商合意や中国の世界貿易機関(WTO)加盟などで、「米国はかなり昔に貿易戦争に負けた」と述べた。

ナバロ国家通商会議委員長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  ロス商務長官は数日内に中国を訪問し、対中貿易赤字を削減する方法について中国当局者らと協議する予定だ。トランプ米政権は29日、中国からの輸入品500億ドル(約5兆4400億円)相当に対する関税賦課と、極めて重要な技術への投資に制限を設ける方針を示した。

  新たに関税賦課が警告されたことで、予定されている協議が中止になる可能性もあると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は30日に両国の関係者の話を基に報じた。

  米農産物などに対し中国が報復措置に出る可能性について問われ、ナバロ氏は「われわれは何事に対しても準備ができている」と話した。

  ムニューシン長官は今月、テレビのインタビューで、中国との間で貿易戦争に入る見通しは「保留」の状態だと述べていた。

原題:Navarro Rebukes Mnuchin Over Trade Truce Before China Talks (2)(抜粋)

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