イタリア:国債入札、無事にこなす-市場は安堵、既発債利回りも低下

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  • 5年債も10年債も需要は堅調、落札価格はまちまち
  • 政治リスクの「霧はまだ深い」とADMインベスター・サービシズ

イタリア政府は30日、国債入札を実施し5年債と10年債を発行した。政治危機を背景に今週のイタリア債は売りを浴び入札の成否が注目されていたが、無事にこなしたことで市場はやや安堵(あんど)した。

  週内に大規模な償還を控えていることも追い風となり、5年債も10年債も需要は堅調だった。ただ、10年債の平均落札価格は入札締め切り直前の流通市場での価格を0.25ユーロ下回った。一方、5年債の落札価格は既発債相場より0.24ユーロ高かった。

  ADMインベスター・サービシズのストラテジスト、マーク・オストワルド氏は、前日の値下がりや今週の満期償還の規模に照らして「買いが殺到」と呼べる状況ではなかったとコメント。政治リスクの「霧はまだ深い」と述べた。

  10年債の発行額は18億2000万ユーロ、応札倍率は1.48倍だった。5年債は17億5000万ユーロを発行し応札倍率は1.53倍。10年債は最大で22億5000万ユーロを計画していた。

  入札前から前日比で値上がりしていた既発10年債は上げを広げ、ロンドン時間午後0時36分現在、利回りは28ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.88%。29日は一時3.44%と2014年以来の高水準に達していた。5年債利回りは83bp低下の2.21%。

原題:Italy Bonds Pass Auction Test in a Sign of Easing Market Jitters(抜粋)
All Eyes on Italy Auction to Gauge If the Bond Storm Has Passed

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