イタリア債の売り持ち、利益確定のタイミング-ウエスタン・アセット

  • イタリアはユーロ圏にとどまる-利回りはより合理的な水準へ
  • 現実には起こらないであろうシステミックな衝撃に市場は反応

イタリア国債相場の下げは急激で荒っぽく、今やかなり行き過ぎた公算が大きいと債券運用大手の米ウエスタン・アセット・マネジメントはみている。

  同社は、経済規模で欧州4位のイタリアの政治不安がいったん収まれば国債利回りは安定するとみて、イタリア債のショート(売り持ち)で利益確定に動き始めた。 

  4310億ドル(約46兆9000億円)を運用する同社でグローバルポートフォリオ共同責任者を務めるゴードン・ブラウン氏(ロンドン在勤)は「結局のところイタリアはユーロ圏にとどまり、利回りはより合理的な水準に落ち着くと思う。ただ、そこには継続する政治リスクのプレミアムが反映される」と述べた上で、「ひどい流動性で市場は機能不全に陥っている。現実には起こらないとわれわれが考えているシステミックな衝撃に市場は反応している」と語った。
   

  ブラウン氏によると、ウエスタン・アセットは欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が通貨ユーロの防衛を表明した2012年以後、イタリア国債で「オーバーウエート」のポジションを取り始めた。ただ、先週から同国債を売ってショートにし始め、相場急落から利益を挙げている。同社はイタリア国債を引き続きアンダーウエートとする一方、29日にそのポジションの一部を縮小し始めたと同氏は語った。

原題:A $431 Billion Fund Says Time to Take Profits on Italian Shorts(抜粋)

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