日本生命:イタリア国債は拙速な売買せず動向注視、当面は変動率高く

日本生命保険は、政治の混乱に揺れるイタリアの金利はボラティリティ(変動率)の高い状況が当面続くとみて、イタリア国債は拙速に大きな売買はせず動向を注視する方針だ。

  国際投資部の入澤雅史担当課長は、ブルームバーグの取材に対し電子メールで「今後も再選挙やその後の新政権樹立に関する思惑などを背景にボラティリティの高い状況が継続する」との見方を示した。イタリア国債に限らず、「各国の金利動向や政治経済状況を精査し、必要に応じ適切な対応を行う一方で、割安・割高を勘案して分散投資する」との考えだ。

  イタリアを含めた欧州の政治動向については、同国のユーロ離脱の可能性のほか、「テクノクラート内閣樹立の成否、各党の政策を含めた再選挙の動向、五つ星運動と同盟による再連携などの状況を注視しつつ、判断していく必要がある」という。

  29日の海外時間ではイタリアのポピュリスト政党指導者が組閣に失敗したことを手掛かりに、イタリア国債が急落(利回りは上昇)。10年国債利回りは一時76ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.44%、2年国債利回りはユーロ導入後最大の193bp上昇し2.83%となった。イタリア国債の保証コスト(CDS)は、5年物が一時276bpまで急上昇し、トルコやブラジル、南アフリカ共和国を上回った。

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