スクーター事業初の「ユニコーン」誕生か、新興バードが資金調達へ

  • バードは今回の資金調達ラウンドで1億5000万ドル調達へ
  • 同社のバンダーザンデンCEOはウーバーやリフトの元幹部

電動キックスクーターのシェアリングサービスを手掛ける新興企業バードは、セコイア・キャピタルが主導する資金調達ラウンドで1億5000万ドル(約160億円)を調達する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。今回の資金調達で同社の企業価値は10億ドル(約1100億円)と評価される。

  同社はさらなる資金調達を計画していると、関係者の1人が私募取引であることを理由に匿名を条件に語った。

新興企業バードが提供する電動キックスクーター

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ライムやスピンなどの新興企業は争って資金を調達し、米都市の歩道で電動キックスクーターの利用を拡大することを目指している。ユーザーはこれらの企業のアプリをダウンロードすれば、キックスクーターのロックを解除し、少額の料金で利用することが可能になる。

  キックスクーター事業は競争が激化することが見込まれる。米主要配車サービス2社が参入する可能性があるためだ。ウーバー・テクノロジーズは4月、電動自転車シェア事業を手掛けるジャンプを買収。一方、リフトは電動キックスクーターのサービス開始を検討していると報道されている

  バードの主要ライバル会社の1つであるライムは既に1億3200万ドルを調達しており、さらにもう1回の資金調達を完了する予定。しかし、その資金調達ラウンドが予想より早く完了し、企業価値が10億ドル超と評価されない限り、バードは近くキックスクーター事業で初の「ユニコーン」(企業価値10億ドル以上の新興企業)となる。

  バードの広報担当者はコメントを控えた。同社のトラビス・バンダーザンデン最高経営者(CEO)は、リフトやウーバーで幹部を務めた経歴を持つ。

原題:Sequoia Said to Value Scooter Company Bird at $1 Billion(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE