イタリア株安の元凶は不安、経済実勢と隔たり-ウニクレディトCEO

  • イタリアのファンダメンタルズは極めて良好-ムスティエ氏
  • 政治混乱のさなか、イタリアの銀行株は2週間で23%下落

イタリアの銀行ウニクレディトのジャンピエール・ムスティエ最高経営責任者(CEO)は、イタリア銀行株の下落について、同国の経済や銀行自体のパフォーマンスからは正当化されない恐怖心が引き起こしているとの認識を示した。

  ムスティエ氏(57)は29日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「イタリアのファンダメンタルズは非常に良好だ。経済は順調で企業や消費者も前向きだ」と述べた上で、「現状に対する緊急対策や危機管理策は全く存在しない。他の国内銀行と同様に、当行は極めて高水準の流動性を有している」と語った。
          

ウニクレディトのムスティエCEO、イタリア政治混乱による市場への影響についてコメント

(出所:Bloomberg)

  イタリア市場はここ2週間、政治の混乱に揺れている。同国の銀行株はこの期間に23%下落した。

  「もちろん政治の不確実性はあるが、イタリアが通貨ユーロを手放すとかユーロ圏から離脱するという懸念は行き過ぎだと思う」と述べたムスティエ氏は、「われわれは現実に戻るべきだ。イタリアがユーロ圏から離脱することはなく、国内の良好なファンダメンタルズに目を向ける必要がある」と指摘。現在の混乱でもウニクレディトの預金ならびに事業活動は影響を受けていないと付け加えた。
          
原題:Fear, Not Fundamentals Hurting Italy Stocks, UniCredit CEO Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE