野村の菊川氏:「スマートベータ」戦略の好機到来-リターン減る中

  • 日銀がイールドカーブ固定、このためロールダウン収益得られる
  • キャリー・ロールダウン戦略が最も見込みある-菊川氏

日本銀行がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)を導入していることから、日本の国債市場で投資家はリターンを挙げにくくなっており、利益を得るには若干の創造性と多くの数学が必要だ。

  野村証券の菊川匡氏は少なくともそう考えている。日本債券市場に約30年関わってきた菊川氏は自ら名付けた「スマートベータ」戦略は高リターンを得ることが可能だ。同氏はクレジットとデュレーション、キャリー・ロールダウンをそれぞれ使う「スマートベータ」戦略を3つ考案した。

  同氏の調査によれば、そのうちキャリー・ロールダウン戦略が最も見込みがあるようだ。これは右肩上がりのイールドカーブの形状が変化しない状況で、時間の経過とともに債券利回りが低下し、債券価格は上昇するロールダウンによる収益に関係している。さらに国内の投資家は短期資金をマイナス金利で調達できるので、債券利回りとの差し引きはプラスとなる状況にある。

  菊川氏はキャリー・ロールダウン戦略のインデックスを構築することにより、投資家はプレミアムを得られると計算する。

原題:Japan Bond Veteran Eyes ‘Smart Beta’ Opportunity as Returns Sink(抜粋)

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