シンガポールとインドの取引所、国境またぐ取引巡る協議断念-関係者

  • SGXとNSE、時期や規制指針の問題などで合意できず-関係者
  • NSE、インド株先物の上場阻止を求めてSGXを提訴

シンガポール取引所(SGX)とインドのナショナル証券取引所(NSE)はクロスボーダー取引で両取引所を接続する協議を打ち切ったと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。激しい法廷闘争で、18年に及ぶ両取引所の提携関係に亀裂が生じている。

  協議は非公開だとして匿名を条件に語った同関係者によれば、SGXとNSEは時期や規制ガイドライン、今回のプロジェクトに必要なリソース面の問題などで合意に達することができなかった。協議がまとまれば、シンガポールのトレーダーはグジャラート・インターナショナル・ファイナンス・テック・シティー(GIFTシティー)と呼ばれる税制優遇地区にある取引所でデリバティブ(金融派生商品)を売買できるはずだった。両取引所の担当者はコメントを控えた。

  データやライセンス権を巡る1カ月にわたる両者の対立は、SGXが6月4日の取引開始を計画していたインド株を原資産とするデリバティブの上場阻止を求めてNSEが提訴した先週、一段と激しくなった。これは2000年に始まった両取引所の提携関係を脅かすもので、既にシンガポールにおけるニフティ50指数先物の取引は8月限月で終了することが決まっており、世界の投資家はアジア最大の市場の一つであるインドへのエクスポージャーをヘッジする手段を模索している。
  
原題:Singapore, India Exchanges Are Said to Abandon Trade Link Talks(抜粋)

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