中国の寧波継峰、独グラマー買収で交渉-約950億円と評価も

更新日時
  • 自動車部品メーカーの継峰はグラマーの筆頭株主
  • 1株当たり60ユーロの買収案を提示-1.25ユーロの配当支払いも

中国の自動車部品メーカー、寧波継峰汽車零部件は、自動車用シートを製造するドイツのグラマーの買収に向けて協議している。グラマーの価値を約7億5000万ユーロ(約950億円)と評価する取引となる可能性がある。

  継峰はグラマーの株式を約25%保有する筆頭株主。グラマーが29日に証券取引所に提出した発表資料によると、継峰は1株当たり60ユーロの買収案を提示した。これはフランクフルト市場での直近終値に対し、17%の上乗せとなる。継峰は1株1.25ユーロの配当支払いも提案している。

  グラマーは「交渉が成功裏に終わり、株式の買い付けが行われるかどうか現時点では不確実だ。会社の最善の利益になるよう戦略的選択肢の評価を行っている」と説明した。

  これに先立ち、継峰がグラマーへの買収提案を検討しているとブルームバーグ・ニュースが、事情に詳しい複数の関係者からの情報を引用して伝えていた。情報の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、継峰はグラマーに対し、どのような事業統合の取り決めについても広範囲な保証を提供する用意があるという。28日の協議でさまざまな問題が生じたため、最終的な話し合いは延期された。

  グラマーは経営陣入れ替えを要求したボスニアのハストール一族に対抗するため、2017年に継峰の出資を受けた。ブルームバーグが集計したデータによれば、ハストール一族の投資会社はグラマー株の約19%を保有している。

  継峰の担当者からコメントは得られていない。

原題:Ningbo Jifeng in Talks to Buy Out German Auto Supplier Grammer(抜粋)

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