マレーシアが高速鉄道計画を中止、歳出削減で

  • マハティール首相:高速鉄道建設には巨額の費用がかかる
  • クアラルンプール・シンガポール間350キロを90分で結ぶ予定だった

マレーシアのマハティール首相は28日、シンガポールとクアラルンプールを結ぶ高速鉄道計画を中止すると発表した。今月9日の連邦下院選挙で野党連合を率いて予想外の勝利を収め、首相に復帰したマハティール氏は歳出抑制を図っている。

マハティール首相(28日)

フォトグラファー:Joshua Paul / Bloomberg

  マハティール首相はクアラルンプールで記者団に対し、シンガポールとの交渉が必要なため、計画中止には時間がかかるだろうと述べた。シンガポールの首相府と運輸省に電話と電子メールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。

  今回の決定は、受注を期待していた中国や日本などアジアの建設・鉄道企業にとって打撃となる。

  同首相は記者団に、「巨額の費用がかかり、この事業からわれわれは何の利益も見込めない」と語り、「高速鉄道に乗っても1時間節約できるだけだ」と指摘した。

  同計画はクアラルンプールとシンガポール間の約350キロメートルを90分で結ぶ予定だった。

原題:Mahathir to Scrap Malaysia-Singapore High-Speed Rail Project(抜粋)

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