Photographer: Philipp Schmidli

スイス・リー、引き続き中核投資家を歓迎-ソフバンクと交渉終了

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  • ソフバンクとは「なお非常に友好的な関係にある」-スイス・リー
  • 他の出資候補と交渉進めているかどうかはコメント控える

世界2位の再保険会社スイス・リーは、 ソフトバンクグループがスイス・リーへの出資計画を撤回したことを受け、引き続きアンカー投資家を歓迎する意向を示した。

  ソフトバンクの出資方法を巡り4カ月近くにわたった交渉は決裂したが、両社が一部事業で提携する可能性はある。スイス・リーへの出資はソフトバンクに安定したキャッシュフローをもたらし、収益源の多様化につながるはずだった。

  スイス・リーの広報担当者ウィリーアンドレアス・ヘックマン氏は電話取材で、「両社はなお非常に友好的関係であり、気まずいムードで協議を終了したわけではない」と述べた上で、同社は引き続き「興味のあるアンカー投資家」に門戸を開いていると語った。他の出資候補と交渉を進めているかどうかについてはコメントを控えた。 

  両社は取得価格や出資比率、ソフトバンクの孫正義社長の経営関与度合いなどについて一致できないと事情に詳しい関係者が今月述べていた。新株発行に消極的なスイス・リーの姿勢は、ソフトバンクが公開市場で株式を取得せざるを得なかったであろうことを意味している。

  スイス・リーは28日の発表資料で、「スイス・リーの業務部門とソフトバンクのポートフォリオ会社との間で事業構想をさらに模索する」と説明した。

  傘下の米スプリントのTモバイルUSとの合併や、ソフトバンクの携帯子会社の新規株式公開(IPO)などの課題山積で、孫社長の関心が移ったとも関係者が述べていた。

  バンク・フォントベルのアナリスト、シュテファン・シュールマン氏は投資家向けリポートで、「少数株式取得の可能性を巡る交渉の終了にさほど驚きはないが、それでも若干の失望はある」と述べた上で、「もうソフトバンクにはあまり期待できない」と語った。

  出資比率については、ソフトバンクが3分の1程度の株式取得に関心を持っているとの報道が2月にあった一方、スイス・リーの幹部は10%以下だと発言していた。

原題:Swiss Re ‘Open’ to Anchor Investor as SoftBank Talks Fail (2)(抜粋)

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