中国本土株の上昇、5月はオフショア株上回る勢い-MSCI採用控え

  • 上海総合指数は5月に1.9%上昇-MSCI中国指数の上げ幅は1.6%
  • MSCIは今週、中国A株をベンチマーク指数に組み入れ

中国本土株の5月の上昇率がオフショア上場株を上回る勢いだ。月間ベースで実際に上回れば2016年以来ようやく3度目となる。

  中国本土株の指標、上海総合指数は5月に1.9%上昇する一方、MSCI中国指数の上げ幅は1.6%。MSCIは今週、A株をグローバルベンチマーク指数に組み入れる予定で、辛うじて上回った程度とはいえ良い前兆だ。

  中国本土株は出遅れが目立ち、中国株式市場に対する投資家の信頼感を揺るがした3年前の急落からの立ち直りが進んでいない。A株への海外からの資金流入を控え、5月の本土株持ち直しは世界の新興国市場が下げている中で際立っている。

  JPモルガン・アセット・マネジメントで大中華圏ファンドを運用するハワード・ワン氏(香港在勤)は、「国際投資家がA株市場を吟味しており、タイミングとしては都合が良い」と指摘。「ちょうど必要な時に追い風が吹いた」と述べた。

  ブルームバーグの集計データによると、上海総合指数の予想株価収益率(PER)は12倍弱でMSCI中国指数よりも7%ほど割安と、その差は14年以来の大きさ近くまで広がっている。中国の資本市場開放が進み、貿易を巡る懸念が後退する限り、その差は縮まっていくとモルガン・スタンレーのストラテジストらは指摘している。

原題:China’s Equity Market Is About to Score a Rare and Timely Win(抜粋)

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