コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が続落、サウジ増産示唆で原油は4%安

更新日時
  • 北朝鮮情勢や貿易問題など、地政学的要素を見極める展開
  • 原油急落でエネルギー株売られる、米国債はドイツ国債に連れ高
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

25日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が続落。米朝首脳会談を中止したことに対し北朝鮮から「温かく生産的な言葉」があったとのトランプ米大統領のツイートが材料視される中、荒い値動きとなった。米国債は大幅続伸。イタリア、スペインの政局を巡る不安で欧州周辺国債が大幅安となり、ドイツ国債が上昇したのに連れた。

  • 米国株はS&P500とダウ平均が続落、エネルギー株が売られる
  • 米国債は大幅続伸、ドイツ国債に連れ高-10年債利回り2.93%
  • NY原油は大幅続落、4%下げ70ドル割れ-サウジが原油増産を示唆
  • NY金は小反落、米朝の最新情勢手掛かりに週足では上昇

  メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日で米市場が3連休となることから、薄商いとなった。ナスダック総合指数は半導体株の好調を受けて上昇。原油相場の大幅下落を受けてエネルギー株は売りを浴び、S&P500エネルギー指数は2.6%安を付けた。

  S&P500種は前日比0.2%安の2721.33、ダウ平均は58.67ドル(0.2%)下げて24753.09ドル。この日、米東部時間午後2時までの短縮取引だった米国債市場では、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.93%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は大幅続落。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国が今年後半に産油量を回復させる可能性が高いと述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は2.83ドル(4.0%)下げて67.88ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント原油7月限は2.35ドル安の1バレル=76.44ドルで終了。

Oil Plummets

  ニューヨーク金相場は小反落。ただ今週は、米国と北朝鮮を巡る政治情勢が注目される中で逃避需要が高まり、0.9%高と3月23日までの週以降で最大の上昇率を記録した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日比0.1%安の1オンス=1309.00ドルで終了。

 米朝関係をめぐる不透明感に加えて、欧州では、スペインのラホイ首相に対し、解散総選挙を実施しなければ不信任動議を支持する用意があるとスペイン最大野党が表明。イタリアではポピュリスト政党の台頭で、投資家は同国がユーロを離脱するリスクを意識し始めた。

  米国債は中期ゾーンを中心に軒並み値上がり。5年債と30年債の利回り差が拡大した一方、2年債と10年債の利回り差は縮小した。

原題:Stocks Mixed as Crude Plunges the Most in a Year: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Follow Bunds Higher After European Peripherals Hit(抜粋)
Oil Plunges Most in 11 Months as Saudis Hint Taps Will Open Up(抜粋)
PRECIOUS: Gold Posts Best Week Since March on Political Concerns(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE