Photographer: Brent Lewin

スマホブーム終焉が打撃の米半導体業界、インターネットに救われる

  • ハイテク企業がデータセンターのネットワーク構築に多額の投資
  • データセンターに最も必要なのは高速処理とデータ保存向け半導体

スマートフォンブームの終焉(しゅうえん)で打撃を受けるとみられる半導体業界が、インターネットに救われている。

  半導体企業の1-3月期決算では、4000億ドル(約43兆7000億円)規模の業界がアマゾン・ドット・コムやグーグル、マイクロソフト、フェイスブックといった大手ハイテク企業の需要に支えられたことが示された。これら企業はネット上での小売り業務、検索エンジン、クラウドサービス、ソーシャルネットワーク運営のためデータセンターの巨大ネットワーク構築への多額の投資を進めている。

  データセンターが最も必要としているのは高速処理とデータ保存向けの高性能半導体だ。それは飽和状態の様相を深めるスマホ市場をターゲットに据えてきた半導体メーカーにとっては歓迎される変化だ。

Hungry for Chips

Market for server chips has more than doubled in past 10 years

Source: IDC

  サスケハナ・ファイナンシャル・グループのアナリスト、メフディ・ホセイニ氏は「この10年間、半導体業界はアップルの製品サイクルに翻弄された」と指摘。ただここ数カ月は、アップルの「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の売り上げが失望感を招く結果になっているにもかかわらず、マイクロン・テクノロジーやウエスタンデジタルなど多くの半導体メーカーが収益予想を上回る業績を発表したり見通しを上方修正したりしていると述べた。

原題:Chip Stocks Saved From IPhone Fate by Data Center Building Boom(抜粋)

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