EU、ソブリン債担保証券の開発構想を提案-ドイツは反対

  • ソブリン債を裏付けに民間が発行・購入-規制上は国債と同じ扱い
  • ソブリン債の証券化は新たな複雑性とリスク生む-ドイツ財務省
Photographer: Akos Stiller

欧州委員会はソブリン債担保証券(SBBS)の発展を後押しする構想を正式に発表した。将来の危機から欧州債券市場を守ることが目的だが、ドイツはユーロ圏の債務共通化に強く反対している。

  提案されているSBBSは、ユーロ圏全加盟国のソブリン債を裏付け資産とした新たな証券。民間の投資家が発行・購入し、裏付け資産に対してと同様にSBBSの損失にも民間投資家がリスクを負う。

  欧州委は24日、「投資家はSBBSの購入に際し、自らのリスク許容度に応じて、リスクが高い証券、あるいは低い証券を選ぶことができる」とし、SBBSはユーロ圏各国国債と同様の規制上の扱いを受けると説明した。銀行にソブリン債ポートフォリオの多様化を促すことができ、債務危機悪化の要因だった銀行と政府との関係を弱めることにもつながると続けた。

  ただ、この提案は各国政府の承認を必要とする。ドイツ財務省は発表から数時間後に反対する姿勢を打ち出し、ソブリン債の証券化は新たな複雑性とリスクを生み出すと指摘した。

原題:EU Unveils Pooled Sovereign Bonds Plan Amid German Resistance(抜粋)

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