ドイツ銀は過去にも誤送金の失態-14年に210億ユーロ

  • 資金を誤ってマッコーリーに送金、すぐ返還された
  • 複数の安全策導入も、今年3月の誤送金を防げず
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツ銀行は3月に280億ユーロ(約3兆6000億円)を誤送金していたことが明らかになったが、同行にとってこのような失態は初めてではなかった。

  匿名を条件にした事情を知る関係者によると、ドイツ銀は2014年3月にも誤って210億ユーロをマッコーリー・グループに送金していた。これを直接的なきっかけとして複数のフェイルセーフ(安全装置)が導入されたが、今年3月の誤送金は防げなかったという。

  ドイツ銀行広報は14年3月に誤送金があった事実を認めつつ、それ以上のコメントはないと述べた。マッコーリーはコメントを控えた。

  いずれもデリバティブ(金融派生商品)取引の担保を移すことが目的で、ミスは速やかに発見され、資金は返還された。このため金銭的な損失は生じなかったが、ドイツ銀にとって安全装置の改善が喫緊の課題であることを浮き彫りにする。

  関係者は、14年3月の誤送金は担保管理システムの利用中に発生した人為的ミスによるものだったと発言。一定規模の取引では少なくとも2人がチェックすることになっているが、それでも誤送金が発生したという。

原題:Another Deutsche Bank Blunder Revealed: $30 Billion 2014 Gaffe(抜粋)

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