ECB政策委:保護主義について警鐘、不透明感の主因-議事要旨

  • 4月25、26両日の政策委員会の議事要旨を公表
  • 成長鈍化の原因、需要の弱さか供給側の制約かが議論の焦点

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは、ユーロ圏を覆う不透明感において保護主義が最大の原因だとの考えで一致した。一方で、成長の勢いは依然として堅調であることも再確認した。

  4月25、26両日に開かれた政策委員会の議事要旨によれば、会合では「見通しを巡る不透明感が高まったという警戒が広く聞かれ、保護主義台頭の脅威など世界的な事象に関連したリスクがより顕著になり、監視する必要がある」との意見が出た。一方、「活動ペースに鈍化が見られるものの、ユーロ圏経済の基調は強く、インフレ率が最終的に目標水準に収れんするとの確信は変わらない」ことも確認された。

  成長鈍化が労働力と生産能力の不足によるものかどうかが焦点の一つとなり、「一時的な要因とより持続的なものとを見分ける必要がある。表面化し始めた供給面での制約ではなく、需要の軟化がどの程度反映されたのか判断しなくてはならない」との議論があった。「通商関係の波乱が、為替相場の無秩序な動きや金融市場の高いボラティリティーにつながる可能性があるとの指摘もあった」という。

原題:ECB Raised Alert Over Protectionism Amid Mounting Uncertainty(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE