北朝鮮が核実験場を廃棄、外国人記者団立ち会いの下で坑道爆破-AP

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North Korea's Punggye-ri nuclear test site on May 23.

Photographer: DigitalGlobe/ScapeWare3d/Getty Images

北朝鮮は主要な核実験場を廃棄した。金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領との首脳会談中止をちらつかせている同国だが、実験場の廃棄は実施した。

  北朝鮮は豊渓里の核実験場を24日に廃棄したと発表した。AP通信が報じた。外国人ジャーナリストらの立ち会いの下で行われた爆破は、これまで全6回の核実験に使用した坑道を破壊し使用不可能にすることを意図したものだと、北朝鮮政府が説明した。

  金委員長は実験場廃棄について、核兵器開発プログラムの「完了」を受けた自然な措置だとしているが、韓国と米国の当局はこれを、米朝首脳会談に向けた北朝鮮側の善意の表現だと受け取っている。専門家によると、坑道の爆破は将来の核兵器開発の妨げにはならない。

米朝首脳会談の中止をちらつかせる北朝鮮について、ブルームバーグのテンケート記者が報告

Source: Bloomberg)

  爆破が行われた一方で、同日に北朝鮮はトランプ政権への姿勢を硬化させていた。崔善姫外務次官は朝鮮中央通信(KCNA)を通じ、米国が譲歩しないならば「核と核の対決」による決着を辞さないと言明。合意に至らなければ金委員長がリビアの独裁者、カダフィ大佐と同じ運命をたどるとのペンス米副大統領の発言に猛反発した。

  KCNAによると、崔次官は「米副大統領の口からこのような無知で愚かな発言が出たことに驚きを禁じ得ない」と糾弾。「米国が対話の席に着くことを望まないなら、われわれは対話を懇願したり説得する労をとったりはしない」とし、「会談の場で会うか、核には核をという形で対峙(たいじ)するかは完全に米国の決定と行動次第だ」と強調した。

原題:North Korea Dismantles Test Site Amid Threats to Scrap Talks(抜粋) 

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