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ECB:市場でリスクテーク活発化、注視が必要-一部分野で脆弱性

  • 半期に一度の金融安定報告を24日に公表した
  • 格付けの低い債券と一部の不動産市場に資産の過大評価ある

金融市場の大半の部分でリスクテークが活発化している状況は注視する必要があると、欧州中央銀行(ECB)が24日公表した金融安定報告で指摘した。ユーロ圏の金融システムは過去半年間、安定した状態が続いたとの認識も示した。

  ECBは半期に一度の報告で、一部の市場で脆弱(ぜいじゃく)性が増していると警告。金融資産の不適切な価格設定がユーロ圏の広い範囲で見られるわけではないが、格付けの低い債券と一部の不動産市場に「過大評価されている一角がある」との見方を示した。

  「金融市場の展開は景気見通しへの楽観が強まっていることを引き続き示唆しているが、世界の市場では脆弱性が高まりつつある」とし、「2月上旬の米株市場のボラティリティー急上昇は現在の市場センチメントの脆弱性を浮き彫りにした」と分析した。

  ECBは向こう2年間の域内の金融安定に対する主要なリスクとして、以下の4つを挙げた。

  • 世界の金融市場での急激なリスクプレミアム再評価による影響
  • 低収益と構造問題を抱える銀行の金融仲介能力が弱まる可能性
  • 歴史的にみて高い負債水準の中での公的および民間部門債務の持続可能性
  • ノンバンク分野で発生し得る流動性リスク
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原題:ECB Says Increased Risk-Taking in Markets Needs Close Attention(抜粋)

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