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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

高頻度取引はマーケットを脅かす存在-ゴールドマンが警鐘鳴らす

  • 優位な状況でないとの判断で流動性引き揚げも-ヒメルバーグ氏ら
  • 売りが続けば連鎖反応を起こす恐れ-さらなる値下がり起こす可能性
Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Fluctuate, Treasuries Rise
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ゴールドマン・サックスは高頻度取引(HFT)トレーダーを金融市場を脅かす存在とみている。その説明で同行は、作家オスカー・ワイルドが書いた「あらゆるものの値段を知っているが、その価値を知らない」という一文を引用した。

  共同チーフマーケットエコノミストのチャールズ・ヒメルバーグ氏ら同行のストラテジストらはリポートで、コンピューターは大量のデータ処理能力で人間に勝るが、複雑な現実世界への対応では劣るのではないかと指摘。相場混乱時に機械が知らない何かを人間は知っているとの懸念から、優位性を持たない状況ではその場から退散する可能性を挙げた。

  ポーカーでは、最初の30分にカモを見つけられなければ、自分自身がカモになるという言葉がある。ヒメルバーグ氏によれば、市場混乱時にHFTが逃げ出す傾向に同じ考え方が当てはまる。

  同ストラテジストらは22日のリポートで、「原因不明のショックが価格下落を突然引き起こすと、HFTはこのショックが、例えば複雑なマクロ面のサプライズや劇的な政策発表などファンダメンタル要因のニュースによって引き起こされたと推測するかもしれない」と述べた上で、「そうした状況下でHFTは、より根本的な情報を与えられたトレーダーに対して不利になるリスクが高くなるため、クオート(気配値)の幅を広げるか、クオートを全て引っ込めて流動性を引き揚げることが最善の対応になる」と説明した。

  ゴールドマンは、この場合に売りが続くと連鎖反応を起こす恐れがあり、流動性が欠如して一段と大きな価格下落につながる可能性があると指摘した。

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原題:Goldman Warns the Rise of the Machines Leaves Markets Exposed(抜粋)

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