トランプ大統領が対中姿勢をシフト、通商協議の危うさ浮き彫りに

  • 大統領は中国との協議の「仕組み」修正を検討
  • 貿易強硬派が大統領は中国に対し弱腰過ぎると批判

トランプ大統領

Photographer: Eric Thayer/Bloomberg

トランプ米大統領は23日、中国との経済交渉での立場をシフトさせた。この結果、投資家の間には混乱が広がったほか、米中貿易戦争が勃発する可能性が再び高まった。

  トランプ大統領はツイッターへの投稿で、「われわれの中国との通商協議は順調に進んでいるが、恐らく最終的には異なる仕組みを使う必要があるだろう。このままでは完了はあまりにも困難で、その後の結果を検証できない」と述べた。3日前に発表されたばかりの枠組みを巡り、トランプ政権に近い一部議員や貿易強硬派から、大統領は中国に対し弱腰過ぎると批判が寄せられていた。

  ムニューシン財務長官は20日、米国は中国からの最大1500億ドル(約16兆4000億円)相当の輸入品に関税を課す計画を保留すると言明した。

  オバマ政権時代に商務次官(国際貿易担当)を務め、現在はブリッジパーク・アドバイザーズのマネジング・パートナー、ステファン・セリグ氏は、「一日ごとに伝えられる内容が一貫しておらず、食い違うため、市場は現在、混乱を予想している」と発言。「これらの問題の複雑性を考慮すれば、賢明な人なら一夜で解決できない長期にわたる重要な争いになると分かるだろう」と指摘した。

原題:Trump’s Shifts on China Underscore Fragile State of Trade Talks(抜粋)

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