北朝鮮が米朝首脳会談の中止あらためて警告-米副大統領を非難
Colin Keatinge
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北朝鮮の崔善姫外務次官:米副大統領の無知で愚かな発言に驚き
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米朝が首脳会談するか核で対決するかは完全に米国の決断と行動次第

ペンス米副大統領
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg北朝鮮は24日、ペンス米副大統領が金正恩体制が最後にはリビアのような結末になる可能性があると示唆したことについて、「制御不能で、恥知らずだ」と指摘した上で、トランプ大統領との首脳会談の中止も辞さないとあらためて警告した。
北朝鮮の崔善姫外務次官は朝鮮中央通信(KCNA)を通じて、「米国の問題に関与している人物として、私は米副大統領の口から出たこうした無知で愚かな発言に驚きを禁じ得ない」との声明を発表した。
声明は「米国がわれわれとの対話の場に座るのを望まないなら、米国に対話を頼んだり、わざわざそれを説得したりは決してしない」と指摘。 「米国が会議室でわれわれと会うか、核と核の対決という形でわれわれと向き合うかは完全に米国の決断と行動次第だ」と付け加えた。
これを受け、6月12日にシンガポールで予定されているトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が実施されるのか、一段と疑念が高まった。トランプ大統領は23日に記者団に対し、会談が開催されるかは「来週分かる」と述べた。
原題:North Korea Blasts Pence, Renews Threat to Cancel Trump Summit(抜粋)
(声明内容を追加して更新します.)
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