5月東京都区部消費者物価0.5%上昇、11カ月連続プラス、予想下回る

更新日時
  • コアCPIは前年比0.5%上昇、コアコアCPIは0.2%上昇
  • 予想より悪い、鈍化は一時的でない可能性-第一生命経済研の新家氏
Photographer: James Whitlow Delano/Bloomberg

5月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は伸び率が3カ月連続で鈍化し、市場予想を下回った。上昇は11カ月連続。

キーポイント

  • 東京都区部コアCPIは前年比0.5%上昇(予想は0.6%上昇)-前月は0.6%上昇
  • 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.2%上昇(予想は0.3%上昇)ー前月は0.3%上昇


エコノミストの見方

  • 大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、日用品が値上がりすると消費者が他の物を購入しないために「値下がりしやすくなっている」と指摘し、「日銀も覚悟していただろう」と述べた。原油価格が上昇しており、夏に向けて物価は上昇するとみている。
  • 第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは「予想より悪い結果だ」と分析。「5月の結果をみると一時的ではない可能性が高い」と述べた。日銀は物価上昇のモメンタム(勢い)は維持されているとしているが、今後、その説明は苦しくなってくるという。

詳細

  • 上昇は電気代(4.5%)、診療代(4.3%)、ガソリン(11.4%)、下落は生鮮野菜(7.1%)、ルームエアコン(5.4%)
  • ルームエアコンなど家庭用耐久財が4.7%下落し、全体を0.04ポイント押し下げた-総務省の担当者によると、例年4、5月は新製品が出回り価格も値上がりするが、今年は古い商品が置かれたままで値下がりした
  • 5月の全国消費者物価指数は6月22日に発表
(エコノミストコメントを差し替え、詳細を追加しました.)
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